家族が集まるリビングダイニングを広く見せる工夫と間取りやレイアウトの考え方

ご家族が集まってくつろぐリビングダイニングは、お家の中でも長い時間居る重要な場所です。
広く開放感のあるお部屋にしたいものですが、限られたスペースでは難しいと感じることも多いでしょう。
今回は、リビングダイニングを広く見せるための具体的な工夫と、間取りやレイアウトの考え方について詳しく解説します。
ちょっとしたアイデアや配置の工夫で、空間を広々とした快適な場所に変えることができます。
ご家族みんながリラックスできるリビングダイニングを目指しましょう。

リビング

リビングダイニングを広く見せる工夫

同じ広さのお部屋でも、広く感じる場合と狭く感じる場合があります。
人間は、ものの大きさや配置、色、空間の高さなど、さまざまな要素からお部屋の広さを判断します。
つまり、実際にお部屋を広くすることができなくても、視覚的に広く感じさせることは可能ということです。
ここでは、リビングダイニングを広く見せるための3つの工夫についてご紹介します。

間取りと視覚

リビングダイニングを広く見せるためには、間取りと視覚的な工夫が重要です。
人は広いお部屋であっても、奥行や高さがなければ広さを感じません。
昔のお家はリビング、ダイニング、キッチン、廊下などそれぞれが区切られている間取りが一般的で、広いお家であっても生活空間が狭く感じることがありました。
お部屋を広く見せるコツは、お部屋の入口に立ったときに奥まで見通せるようにすることです。
そのため、お部屋の中央に入口があるよりも端から入る方が視覚的に広く感じられます。
入口から見える遠い場所に大きな鏡を設置することで、鏡の反対側の空間や照明などが映り込み視線が遠くまで届くように感じられるため、空間を広く感じることができます。
また、大きな窓を設けて自然光を取り入れることで、空間が明るく感じられ広さを強調できます。
視覚的に広がりを感じさせることで、限られたスペースを有効に活用できます。

リビングダイニング

外部空間の利用

リビングダイニングを広く見せるためには、外部空間の利用も有効です。
リビングから出入りできるバルコニーやテラスを活用し、屋外との一体感を演出することで室内が広く感じられます。
リビングの床とバルコニーやテラスの床のデザインや色、高さを合わせたり、植物や家具を外部空間に配置して室内と統一感を持たせ、内と外の境界を曖昧にすることで、リビングダイニングと外部空間が連続性のあるつながった空間のように感じられ、広々とした印象になります。
また、大きなガラス窓やフレンチドアを設置することで、視線が外に向かい、空間の広がりを感じる効果があります。
外まで視線が抜けるため遠くまで見通せるようになり、リビングダイニングを広く感じることができます。

リビングダイニングキッチン

縦の広がり

お部屋を広く見せるためには、横の広さだけでなく縦の広がりも重要です。
縦の広がりを意識することで、リビングダイニングを広く見せることができます。
そのため、天井を高くする、もしくは高く見せる工夫が効果的です。
例えば、リビングに吹き抜けを設けることで高さのある開放的な空間を作り出し、縦方向へ視線が広がる効果を得ることができます。
また、天井に梁を見せるデザインや、高窓や縦長の窓を取り入れることで視線が上に向かい、お部屋全体が広がった印象を与えます。
吹き抜けが設置できない場合でも、カーテンを天井ギリギリから吊るすことで天井の高さを強調したり、壁に垂直のラインを強調するインテリアや、背の高い家具や装飾品を配置することも有効です。
また、絵画、写真などのフォーカルポイントをお部屋の入口から遠い場所に設置することで、自然と視線が遠くに向かい、お部屋全体がより広く感じられるようになります。
これらの工夫によって、リビングダイニングの縦の広がりを最大限に活用し、広々とした空間を演出することができます。

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リビングダイニングを広く見せる工夫

リビングダイニングに家具をレイアウトするコツ

リビングダイニングに広さが足りなかったとしても、家具のレイアウトのポイントを抑えることで広さを演出できるようになります。

床の見える範囲を増やす

リビングダイニングに家具を配置する際には、人が通れるスペースを確保することが必要です。
一般的に、人が余裕を持って通れるスペースは70cm程度は必要なので、テーブルやソファなどの間隔は70cm以上は確保しましょう。
これにより、開放的な印象を与えることができます。
また、リビングダイニングを広く見せるためには、床の見える範囲を増やす工夫も効果的です。
例えば、同じような家具でも足が細く長いものにするか透明な素材の家具を選ぶことで、床の見える範囲を増え、空間がより広がった印象を与えます。
家具を壁際に寄せて配置することで、中央部分が広く感じられ、空間全体が開放的になります。
カーペットやラグを使用する際には、床の一部を意図的に露出させることで、広がりを感じさせる効果があります。
リビングダイニングの家具配置は、広さを最大限に活かすために慎重に計画し、空間の調和と快適さを追求することが大切です。

家具のサイズ、色、素材

床の見える範囲と同様に、壁が見える範囲を増やすことでもお部屋全体が広く感じられます。
そのため、家具のサイズ、色、素材は、リビングダイニングの広さや空間の印象に大きく影響します。
例えば、背の低い家具は圧迫感を抑えて空間を広く見せる効果があるため、適切なサイズの家具を選ぶことで、お部屋に余裕が生まれ、開放的な雰囲気を保つことができます。
また、家具の色合いによっても印象は変わります。
壁や床と同じ色合いの家具を選んだり、淡い色で統一したりすることで、周囲と調和し家具がより小さく感じられます。
明るい色や透明な素材の家具を使用すると、光を反射して空間が明るく感じられ広さが強調されます。
ナチュラルな素材やシンプルなデザインの家具は、視覚的に邪魔にならず、空間全体がまとまりやすくなります。
リビングダイニングの家具が、広々とした居心地の良い空間を演出するための重要な要素となります。

収納スペースと整理整頓

お部屋が雑然としていると狭く感じてしまうため、整理整頓は重要です。
その際は、収納スペースを適切に集約することで、空間にゆとりを持たせることができます。
多くのご家庭では、生活雑貨や書類、季節ごとの衣類や家電などさまざまなアイテムが必要ですが、それらを適切に収納し、お家全体のスペースを有効活用することで、リビングダイニングの広さを確保できます。
具体的には、階段下などの無駄になりがちな空間を収納スペースとして活用したり、壁面にオーダーメイドの収納棚やキャビネットを設置することで床スペースを広く取ることができます。
また、家具を選ぶ際には、デザイン性と同時に多機能性を考慮することで、置く家具を増やさない工夫も大切です。
収納スペースが適切に整理されていれば、リビングダイニングの美しさや機能性を高めることに繋がります。

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リビングダイニングキッチン

まとめ

リビングダイニングを広く見せるためには、視線が抜けるような配置や、高さを感じられるデザインを考慮することが大切です。
また、配色にも気を配り、明るく開放感のある空間を演出します。
多くの家具を置きたくなる気持ちもありますが、必要最小限に厳選し、サイズや配置場所を工夫することで広々とした印象を受けるようになります。
ご家族みんなが心地よく、快適なリビングダイニングづくりのお手伝いになれば幸いです。


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2023年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は新築75%・既存0%
2022年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は新築67%・既存0%
2021年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は新築75%・既存0%
2020年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は新築50%・既存0%