家は建てる際にも、建てた後にもお金がかかります。
家にかかる費用は、できれば少ない方が家計にも優しいですよね。
もし、安く家を建てたとしても、日々の暮らしにかかるコストや建物を維持するためのコストが高ければ、トータルで見るとより多くの金額を払ってしまっていたということもあります。
家を建てる際は、建てた後にかかるお金であるランニングコストもしっかりと考える必要があります。
そこで今回は、ランニングコストがかからない家にするためのポイントをご紹介します。
目次
イニシャルコストとランニングコスト
家にかかる費用は、主にイニシャルコストとランニングコストの2つに分けられます。
イニシャルコスト
イニシャルコストは、家を建てる際に初めにかかる費用(初期費用)の事を指します。
物件購入費用のほか、登記費用や火災保険といった諸経費、その他にかかる税金などの費用もこれに含まれます。
ランニングコスト
ランニングコストは、建物を建てた後に暮らしを維持するためにかかる費用のことを指し、住宅の場合は主に修繕費や光熱費などがこれに当たります。
修繕費は、例えば外壁や屋根の塗装が経年劣化で剝がれた場合に、修繕にかかるメンテナンス費用のことで、光熱費は電気・ガス・水道などの料金で、中でも電気料金の占める割合が一番大きくなっています。
ランニングコストを抑えるためには、これらの2つの費用について注意する必要があります。
ランニングコストも含めたトータルで考えることが重要
日本の住宅は、平均寿命が約30年前後と言われていますが、これは世界的に見てありえないほど短命です。
35歳で家を建てたとすると、65歳には建て替えないといけないという計算になります。
家は建てたらそれで終わりではなく、点検や修理、修繕を行いながら、少しでも長く良い状態を維持していく必要があります。
マンションでは、メンテナンスにかかる費用は「修繕費」として払いますが、マイホームの場合は、それぞれで管理するため、家を建てる際は長く良い状態を維持させる対策がどのくらいとられているかが重要になってきます。
家を建てる前に、ランニングコストがかからない家にするにはどうすれば良いかを検討し、トータルでのコストを考えた家づくりを計画していく必要があります。
ちゃんとした建材を使用し必要なメンテナンスを行えば、100年住める家を建てることが可能です。
自然素材の塗り壁や木材などの建材は職人の腕が必要ですが、一度しっかりと造れば長持ちするためメンテナンスの回数も少なくなります。
イニシャルコストはかかりますが、その分ランニングコストが下がるためトータルで考えると費用負担は軽くなり、長い目で見ると経済的になります。
ランニングコストがかからない家について
それでは、ランニングコストがかからない家にするにはどうすればよいでしょうか。
断熱性と気密性を高める
断熱性と気密性を高めることにより、ランニングコストの中でも大きなウェイトを占める光熱費、中でも冷暖房費を抑えることができます。
断熱の方法にも色々とありますが、大栄建設ではSW(スーパーウォール)工法をご提案しています。
SW工法は、高性能なSWパネルと高断熱のサッシ・ドア、計画換気システムから構成される、高気密・高断熱・高耐震構造の工法です。
関連記事:高気密・高断熱・高耐震のSW(スーパーウォール)工法の家
太陽光発電システムを導入する
自宅で消費する電力を太陽光発電システムで賄えるため、電気代を削減することが出来ます。
さらに使わない余剰電力を電力会社に売ることが出来る仕組みのため、実質的な電気代削減になります。
蓄電池も併せて導入すると貯めることができるようになり、昼間の出掛けている間に貯めた電力を夜間に利用するなどライフスタイルに合わせて使えるようになります。
パッシブハウスにする
パッシブハウスは、住宅の性能に加え、通風、日射取得、日射遮蔽で快適さを維持した、自然の恵みを活用するというパッシブデザインの考え方を取り入れた家づくりです。
断熱材や窓ガラスなどの建物断熱性能の向上、通風計画、夏は太陽の日差しから影をつくる日射遮蔽、冬は日差しを積極的に取り入れる日射取得など、効率的に自然の恵みを活用できる設計と施工力で実現しています。
間取りを工夫する
家の形が複雑だったり部屋数が多かったりすると、比例して照明やエアコンの数も多くなってしまうため、光熱費がかかる要因となります。
シンプルな家の形状にしたり、部屋数を抑えたりすることはランニングコストだけではなく、イニシャルコストも抑えることにもつながります。
まとめ
今回は、ランニングコストがかからない家にするためのポイントについてご紹介しました。
家は建てたらそれで終わりではなく、点検や修理、修繕を行いながら、家の性能を維持していく必要があります。
なるべく家にかかる費用を抑えたいという場合は、イニシャルコストだけでなくランニングコストにも目を向け、トータルで考えることが大切になります。
大栄建設では、ZEHの普及に努めています。
自然素材にこだわった高性能住宅(高気密・高断熱・高耐震・省エネ)で、100年住める快適な家をあなたらしいデザインで設計・施工いたします。
大栄建設は ZEH※の普及に努めています!
ZEH(ゼッチ)とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)の略。
ネットゼロエネルギー住宅とは、建物の断熱化+機器の高効率化により、使用エネルギーを削減し、さらに、太陽光発電などの創エネルギーを用いることで、エネルギー収支がゼロになる住宅のこと。
大栄建設の ZEH普及実績と今後の目標
2025年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH目標値は新築75%・既存75%
2023年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は新築75%・既存0%
2022年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は新築67%・既存0%
2021年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は新築75%・既存0%
2020年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は新築50%・既存0%