音響熟成木材 浮造り(うづくり)の床の特徴

木造住宅において木材の乾燥は重要です。
木材は時間経過とともに水分が蒸発し小さくなるため、十分に乾燥していない木材はサイズが変わってしまったり、収縮によって曲がったり割れたりしてしまう恐れがあります。
また、木材は多湿な環境にあるとカビや腐食などの影響を受けやすいため、適切に乾燥する必要があります。
木材を適切に乾燥することによって硬くなり、折れや曲がりにも強くなります。

 

木材を乾燥させる方法

浮造り(うづくり)の床2木は伐採されてもその細胞は生きています。
生きている木がもっともリラックスできるのは38℃前後と考えられており、50℃以上になると木の細胞は死滅してしまいます。
そのため、木材は適切な温度と方法で乾燥させる必要があります。
一般的な木材の乾燥方法は大きく分けて「人工乾燥」「天然乾燥」の2つがあります。

人工乾燥

人工乾燥とは、機械によって人工的に木材を乾燥させる方法のことで、人工乾燥させた木材のことを人乾材(KD材)と言います。
人工乾燥には蒸気式、除湿式、高周波式など様々ありますが、総じて1日~30日ほどの短期間で乾燥できるメリットがあります。
その一方で、高温による乾燥によって内部割れや変色が起こったり、木材の最も大切な油分やエキスが水分と共に失われ、同時に木の細胞が破壊されてしまい、木本来の機能が失われてしまったりする可能性があります。

天然乾燥

天然乾燥とは空気が通るよう間隔をあけて木材を積み重ね、屋外もしくは風通しの良い屋内で自然に任せて乾燥を行う方法で、天然乾燥させた木材のことを天乾材(AD材)と言います。
特殊な設備や機械の費用がかからず、色ツヤ・油分・エキスを保持でき、木の細胞を傷つけにくいというメリットがあります。
しかし、木材の含水率が人工乾燥ほど下がらないうえ、平均して半年~一年にわたる乾燥期間を見ておく必要があり、また乾燥させる場所やその分の費用も必要となります。

 

現在では、天然乾燥か人工乾燥かの二者択一ではなく、前処理として自然乾燥をした後、人工乾燥させるという手順が普及しています。
木にストレスを与えずに水分を抜いていくのは天然乾燥の方が優れていますが、人工乾燥と比べ乾燥に要する期間が長く、また含水率は人工乾燥ほど下がりません。
しかし、大きな木材は人工乾燥では中まで乾燥は進まず、じっくりと時間をかけて天然乾燥をする必要があります。
天然乾燥、人工乾燥どちらの方法が優れているというわけではなく、適材適所で使い分けることが重要とされています。

 

「音響熟成木材」とは

浮造り(うづくり)の床4 音響熟成木材とは、38℃前後に保たれたクラシック音楽が常に流れている常温熟成庫の中で、約一ヶ月をかけて木にストレスを与えずにじっくりと熟成させつつ乾燥させた木材です。
音響熟成庫の中のため季節や天候に左右されず、木にとって最適な条件の中で“音波を与え続ける”ことによって、人工乾燥と同じくらいの期間で天然乾燥のような生きた素材に仕上げることができます。
乾燥段階で木の細胞が破壊されず、木が持つ本来の油分が残っているため、木材の過度な乾燥が主な原因となるささくれや毛羽立ちなどが起きることもほとんどありません。
音響熟成木材は、圧縮、引っ張り、曲げなどの強度性能についても、第三者機関による調査で高い評価を得ています。この音響熟成木材を、木の柔らかい部分を磨きながら削ぎ落とし、年輪を浮き上がらせるように仕上げる浮造り(うづくり)加工することによって年輪が際立ち、表面に凹凸があるためすべりにくく、こどもたちや高齢者の方にも安心の床材になります。

音響熟成木材 浮造り(うづくり)の床の特徴

・38℃前後で音響熟成するため木材の細胞が破壊されず、油分を多く含有しているので、見た目も美しく保湿作用・保水作用・防菌作用に優れます。

・木材が持っている調湿性能が増すため、室内の結露防止や防カビ対策、また風邪やインフルエンザの予防にもなります。

・時間とともに木材の強度が増していき、美しいツヤが出てきます。

・塗装もワックスも不要で、お手入れは掃除機や水拭きくらいで特別なことをする必要はありません。

・浮造り(うづくり)の木目が適度な刺激になるため体のバランスを整えられ、保温性に優れているため体感温度が人肌に近く、一年中素足での生活が楽しめます。

まとめ

大栄建設では音響熟成木材による浮造り(うづくり)の床を使用しております。
音響熟成木材には、通常の人工乾燥材や天然乾燥材を超えるさまざまな利点を期待することができます。
音響熟成木材による浮造り(うづくり)の床に少しでもご興味がございましたら、大栄建設にご相談ください。
大栄建設にご相談頂ければ、快適で健康な理想的な暮らしを実現いたします。
浮造り(うづくり)の床3

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ネットゼロエネルギー住宅とは、建物の断熱化+機器の高効率化により、使用エネルギーを削減し、さらに、太陽光発電などの創エネルギーを用いることで、エネルギー収支がゼロになる住宅のこと。

大栄建設の ZEH普及実績と今後の目標

2025年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH目標値は新築75%・既存75%
2023年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は新築75%・既存0%
2022年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は新築67%・既存0%
2021年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は新築75%・既存0%
2020年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は新築50%・既存0%