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キッチンをリフォームする際は、さまざまなことをイメージし、悩んで理想的なキッチンにしたいと考える方が多いと思います。
キッチンは毎日使用する場所で滞在時間も長いため、少しの失敗でも気になってしまいやすい場所です。
せっかく時間やお金をかけて理想的なキッチンにリフォームしたのに後悔してしまったということがないように、キッチンリフォームで起こりがちな失敗例を把握しておきましょう。
今回はキッチンリフォームで失敗しないために、キッチンリフォームの失敗例と失敗しないためのポイントをご紹介します。
目次
キッチンリフォームの失敗例
失敗例1:作業スペースが足りない
リフォーム前とキッチンの広さは変わらないのに、思っていたよりも作業スペースが狭くなってしまい失敗したと感じる方がいらっしゃいます。
一般的にキッチンは、シンク、コンロ、作業スペースによって成り立っているため、どこかのスペースを大きくすると他のスペースが狭くなってしまいます。
コンロは規格によって基本的な大きさが決められているため、シンクを広げれば作業スペースが、作業スペースを広げればシンクが狭くなってしまいます。
また完成した後に、調理家電や食器洗い乾燥機などを置いたら作業スペースを圧迫してしまい、別の場所に置くことになったといったことも起こる可能性があるため、注意が必要です。
失敗例2:2人以上で作業できない
キッチンは1人で作業しやすい広さで考えてしまう事が多い場所です。
そのため、夫婦やお子さんと一緒に作業しようとすると狭く感じられてしまいます。
壁付キッチンであればまだスペースに余裕がありますが、オープンキッチンにした場合、通路などに必要となる面積が多く、作業スペースや動ける範囲が狭くなってしまう可能性があるという点に注意が必要です。
ストレスなくすれ違える通路幅には90～120cm程度は必要なため、その広さを考慮したスペースの確保をしておきましょう。
失敗例3:ゴミ箱を置くスペースがない
キッチンリフォームで多く聞かれる失敗例がゴミ箱の設置スペースです。
ゴミ箱を置くスペースがないと、通行の邪魔になる場所や遠くに置かざるを得ないといった失敗に繋がるため、ゴミ箱を設置するスペースは必ず確保するようにしましょう。
ゴミの分別をする場合、複数のゴミ箱の設置するスペースが必要になるため、分別できる機能付きのゴミ箱や上下に重ねられるゴミ箱、引き出しにゴミ箱を収納できるキッチンなどがおすすめです。
また、洗った後のプラスチックゴミを乾かす場所に困るといったことも起こるため、対策をしておきましょう。
失敗例4:デッドスペースを活かした収納
少しでもキッチンの収納を増やしたくて床下収納を付けたものの、使いづらくて使わなくなってしまったという方も多くいらっしゃいます。
あると便利に思える床下収納ですが、引き出しと比べると使い勝手はあまり良くありません。
また、吊り戸棚も使いづらいと感じやすい収納で、高い位置にあるため小柄な方や小さなお子さんにとっては届きづらく、台を用意しなければならなかったり、無理に取ろうとして落としてしまったりといった危険もあります。
具体的にどこにどういったものを収納したいのか、使う頻度やキッチンに置かなければならないのかといったことは考えておいた方が良いでしょう。
失敗例5:オープンキッチンの背面収納
アイランドキッチンやペニンシュラキッチンなどの収納スペースが少ないオープンキッチンで、収納を増やすための背面収納は貴重な収納スペースです。
しかし、収納量があまり多くないことや、キッチンから回り込まなければならず家事動線が悪いといったデメリットがあり、思ったよりも使いづらいと感じる方が多くいらっしゃいます。
背面収納に収納するものの量や種類をよく検討してから、設置すべきかどうかを決めましょう。
失敗例6:キッチンの高さが合わない
キッチンリフォームで見落としやすい点として、キッチンの高さがあります。
キッチンの高さは作業のしやすさを左右する重要なポイントで、高さが高すぎても低すぎても体に負担がかかり、肩や首、腰を痛める原因になる可能性があります。
人が作業をするときの台の最適な高さは「身長÷2＋5cm」で、身長が160cmの方の場合、「160÷2＋5=85cm」が最適な作業のしやすい高さになります。
キッチンに立つことが多い方の身長に合ったサイズを選ぶようにしましょう。
失敗例7:コンセントが使いにくい
キッチンは、電子レンジや炊飯器、電気ポットなど使用する調理家電が多い場所です。
キッチンをリフォームしたことで調理家電の置き場所が変わった、コンセントの位置が変わったため延長コードが必要になったなどの失敗例があります。
リフォーム後のレイアウトを考る際に、電源の位置と数を確認するようにしましょう。
使用する調理家電は増える可能性もあるため、少し余裕を持った数のコンセントを使いやすい位置に確保しておくとよいでしょう。
失敗例8:家事動線が悪くなってしまった
冷蔵庫の設置場所を変更したことで、料理がしにくくなったという話もよく聞きます。
配置による失敗を避けるためには、ワークトライアングルを考えることが重要です。
ワークトライアングルとは、冷蔵庫・シンク・コンロの3箇所を結んでできる三角形のことで、3辺の合計が360～600cm以内だと作業がしやすい理想的な家事動線にすることができると言われています。
ワークトライアングルを意識した配置を心掛けてみて下さい。
キッチンリフォームで失敗しないためのポイント
キッチンリフォームを成功させるためには、以下のポイントに注意することが重要です。
①予算を明確にする
リフォームする前に、どのくらい使える予算があるのかを知っておくことが重要です。
予算内でどのようなリフォームができるのかを把握し、それに基づいて計画を立てることが大切です。
②計画を立てる
リフォーム前に、どのようなデザインが良いのか、どのような設備が必要なのか、どのくらい収納スペースを作るのかなど、具体的に計画を立てておくことが重要です。
導入しても使わなかった、流行りが終わってしまったので別のデザインにしたいなど、後悔することがないようにしましょう。
③実物を見る
リフォーム後に『イメージと違った』という状況にならないために、ショールームに足を運び実物を見ることは重要です。
実物を見ることで、カタログやホームページなどで見たイメージと変わることがあります。
デザインはもちろん、キッチンの高さや広さ、収納の使いやすさなど実物でしか確認できないことは多くあります。
④専門家に相談する
リフォームは、専門家に現地調査をしてもらい具体的なアドバイスをもらうことが望ましいです。
専門家に相談して、失敗しやすい箇所や注意すべきポイントなどリフォームに必要な知識を提案してもらうことで、より満足度の高いキッチンリフォームをすることができます。
⑤プランに余裕を持たせる
リフォームの際には、予期せぬトラブルや追加の工事が発生する可能性があります。
例えばキッチン交換の際、床板や壁が思いのほか傷んでいた場合、別途修理が必要です。
そのため、万が一に備えて、プランには余裕を持たせておくことも大切です。
まとめ
キッチンリフォームの失敗例と失敗しないためのポイントをご紹介しました。
キッチンは、ご家族の食事を作る大切な場所で、毎日使用し滞在時間も長いため、絶対にリフォームを失敗したくない場所です。
誰がどのように使うのかを具体的にイメージし、動線や必要な設備などをしっかりと計画して失敗例を踏まえたキッチンリフォームで、理想的なキッチンを作りましょう。
大栄建設は、横浜市、川崎市を中心に快適に暮らすための家づくりリフォームのお手伝いをしている工務店です。
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