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人の動きを感知して照明をつけたり消したりしてくれる人感センサーライト。
人感センサーライトはスイッチをわざわざONにしなくても明かりがつくため人気が高まってきています。
しかし「人感センサーライトの設置場所がよく分からない」というお声を良く聞きます。
そこで今回は人感センサーライトの仕組みや種類とおすすめ設置場所、おすすめしない設置場所についてご紹介します。
目次
人感センサーライトとは?
人感センサーライトとは、人の動きを感知して照明をつけたり消したりしてくれるセンサー付きのライトのことです。
人が近づくとセンサーが反応して、自動的に照明のスイッチがオンになり、人が遠ざかるとオフになります。
人感センサーは身近なところでは照明や自動ドア、水栓などに多く使われています。
人感センサーの仕組み
一般的な人感センサーは人の熱と動きに反応する赤外線センサーで、センサーの近くを通る事で温度変化を感知してスイッチをオンオフします。
そのため、トイレに人感センサーライトを設置した場合、トイレに長い時間座っていると温度変化が起こらず、照明が消えてしまうということが起こります。
人感センサーライトの種類
人感センサーライトには、照明と人感センサーが一体になっているタイプや、壁や天井の別付けセンサーと連動させるタイプなど、さまざまな種類があります。
照明一体タイプ
照明一体タイプの人感センサーライトは、名前の通り照明器具に人感センサーが組み込まれています。
LED電球自体に人感センサーが付いているものもあり、手軽に設置することができます。
また人感センサーライト同士を連動することも可能で、長い廊下や広めのクローゼットなどにも活用できます。
壁付センサースイッチ
壁付の人感センサースイッチは、照明器具と別付けの人感センサーを壁に設置するタイプです。
照明一体タイプとは違い別々の施工が必要ですが、人感センサーの付いていない照明でもセンサー機能を付けることができるというメリットがあります。
デザイン性が高くおしゃれなペンダントライトや、間接照明といったタイプでも人感センサーライトにすることができます。
ただしある程度広さのある壁面でないと設置が難しいため、場所を選ぶデメリットがあります。
天井付センサースイッチ
天井付の人感センサースイッチは、壁付スイッチと同じように天井に別付けの人感センサーを設置するタイプです。
天井に設置するため見た目がすっきりすることが特徴で、壁付スイッチのように設置場所を選ぶことがないため、壁面収納が壁いっぱいにある空間などでも取り付けることができます。
センサーの設定を変えるためには、天井の本体を操作しなければならないため、壁付スイッチよりも操作性が悪いデメリットがあります。
人感センサーライトのメリット
人感センサーライトをうまく取り入れることで生活が便利になるだけでなく、他にもさまざまなメリットがあります。
ここでは、人感センサーライトのメリットについてご紹介します。
節電につながる
人感センサーライトは、人が近づくと検知して照明がつき離れると消えるため、玄関ポーチや玄関ホール、廊下、トイレ、クローゼットなど、必要なときだけ明るさがほしい場所に設置することで節電効果が期待できます。
常に人がいる場所ではなく、使うときだけ自動で点灯し使わない時は自動で消灯するため消し忘れを防ぐことができます。
自動で点灯・消灯
人感センサーライトであれば自動でオンオフをしてくれるため、スイッチを押す手間がなくなります。
玄関ポーチに人感センサーライトを付けておくことで、夜間に帰って来ても自動で照明がつくため、暗い中手探りで鍵を探すことがなくなり、また玄関ホールで荷物で手がふさがっていてもスイッチに手を伸ばす必要がありません。
防犯対策
お家の玄関やお庭といった侵入しやすい場所や敷地内の死角になる場所に人感センサーライトを設置することで、防犯対策としても有効です。
不審者が近づくことで周囲が明るくなるためセキュリティの高さを意識させ、危険を冒してまで侵入することを諦めさせることにつながります。
監視カメラと併用することで犯罪の抑止効果があがり、万が一の場合でも、明るくハッキリとした映像を録画することが可能になります。
人感センサーライトおすすめ設置場所と注意点
玄関ポーチ
鍵を探しやすい
電子錠などを採用していない方は、帰ってきたときに鞄の中からお家の鍵を探さなければなりません。
玄関ポーチに人感センサーライトを設置することで、夜間の帰宅時は玄関に近づくだけで電気がつき手元を照らしてくれるため、暗い中手探りで鍵を探す必要がなくなります。
段差につまづく心配がない
玄関ポーチは地盤と建物の高さを埋めるため段差になっていることが多く、地面の段差や階段があることでつまづいたり転んだりしやすい場所です。
特に小さなお子様や高齢者の方にとっては危険なため、人感センサーライトを設置することで、夜間の玄関ポーチの安全性を高めることができます。
来客が訪れやすい
夜間に来客があった場合、初めて来た人にとってはインターホンの場所がわからない、足元に何が置いてあるかわかりにくいといったことが起こります。
人感センサーライトを設置することで、玄関ポーチを明るく照らすことができるため、来客が訪れやすい家になります。
玄関ホール
荷物を持っている時に便利
玄関ホールで電気のスイッチを押す作業がなくなることは、買い物などの荷物で手がふさがっている時に便利です。
重い荷物を1度置いてからまた持ち上げることはとても面倒で大変な作業です
また外へ出かける時も自動で消えるため、電気を消さずに明るい状態のまま外出できます。
モノを踏む心配がない
電気のスイッチを押すときなどに、真っ暗だと玄関ホールの床が見えず、出しっぱなしになっている靴などを踏んでしまうことがあります。
また子供が出しっぱなしにしたおもちゃを踏んでしまったりつまづいて転んでしまったりといったことが起こるかもしれません。
玄関ホールを常に整理整頓していれば防げますが、人感センサーライトを設置することでもそういった心配はなくなります。
カースペース・ガレージ
車の周囲が見やすい
周辺に街灯がある場合は自分の家のカースペースも明るくなりますが、周辺に何もない場所やガレージは真っ暗なことも多くあります。
人感センサーライトは車を出し入れする際に照明で明るいカースペースになるため、小さなお子様も安心して乗り降りすることができます。
また車から降りる時も周りが明るいので、荷物の出し入れがしやすく足元にモノが落ちていても気づきやすくなります。
防犯対策になる
ガレージは周りが囲われているため、死角になりやすい場所です。
人感センサーライトがあることで不審者がガレージに近づいても明るくなるため、犯行を諦めさせたり事前に防止する防犯対策になります。
その他にも階段や廊下などの人が移動する場所は人感センサーライトが活躍する場所です。
通るときに電気をつけて、ついたら消すという行為は意外と手間になります。
特に荷物を持っているときに、スイッチを押さずにそのまま通り抜けられるというのは便利で、スムーズな移動ができるようになります。
人感センサーライトおすすめしない設置場所
リビング階段
人感センサーライトは性質上、人の出入りが多い場所には向きません。
リビング階段は、間取りによっては階段周りを人が何度も行き来するため、階段を使わないときでもセンサーが反応して照明が付いてしまうことがあります。
階段のすぐ近くが動線になっている場合の人感センサーライトの採用は、よく考えてからにしましょう。
寝室・子ども部屋など
長い時間過ごすことが多い場所も人感センサーライトは向いていません。
人感センサーライトを寝室に設置した場合は寝返りを打つたびに照明がついてしまったり、子ども部屋に設置した場合は勉強しているときに照明が消えてしまうなんてことが起こってしまいます。
長い時間過ごす場所は、人感センサーライトのメリットが活かせないため必要ないでしょう。
トイレ
トイレは人感センサーライトを設置する方が非常に多い場所ですが、トイレの人感センサーライトは好みが分かれます。
スイッチを触らなくて済むため清潔で、電気の消し忘れ防止に役立ちますが、その一方でトイレをゆっくり使いたい場合、トイレにいる時に照明が消えてしまうということが起こります。
動きに反応しやすいものや明るさの調節ができるものなど、人感センサーライトの種類も検討してみてください。
まとめ
人感センサーライトは、自動で照明のオンオフができるため非常に便利です。
点灯時間や明るさ、センサーの範囲などを選べるものもあり、また後からでも簡単に設置することができます。
常に人がいる場所や人の出入りが多い場所には向いていないため、ライフスタイルや間取りを考えて人感センサーライトを採用してみてください。