「収納ってどれくらいあれば良いのかな」
新築住宅を建てる時に多くの人がこだわり、そして少なさに不満を感じるのが収納です。
収納をたくさん作りたいと考えても、実際にどれくらいの収納があれば足りるのかよくわからないという方も多いと思います。
今回は収納はどれくらいあれば良いのか、満足度が高い収納にするポイントについてご紹介します。
収納はどれくらいあれば良い?
はじめに理想的な収納スペースについて検討してみましょう。
建物の床面積に対して、収納部分が占める割合を「収納率」と言います。
戸建て住宅ならこの収納率が約12~15%ほどが目安と言われ、30坪のお家であれば3.6~4.5坪が収納ということになります。
この数値はあくまで目安ですので、実際は自分にあった収納量を考えることが大切です。
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部屋ごとに必要な収納
では部屋ごとに必要な収納について考えてみましょう。
リビング
まずはリビングです。
リビング収納には大きなものよりも、文房具や書類、おもちゃなど細かいものを入れるための収納が必要です。
リビングに置くものを考えれば、以下のような収納が考えられます。
・テレビ台を兼ねた収納
・細々としたものを入れる小物入れ
・魅せるための壁面収納
・本や雑誌、新聞を入れるラック
・パソコンなどを置くカウンター
これらのものをうまく組み合わせて収納量を確保しましょう。
その他に、人によってはペット用品やコート、掃除用具などを収納する場所が必要になるかもしれません。
ダイニング
続いてはダイニングです。
ダイニングは生活感が出やすく、キッチンとリビングの間にあるため、収納スペースが限られてしまうことが多い場所です。
ダイニングは基本的に調味料など食事のためのものが多く、それらを収納出来るアイテムが必要になります。
また、ダイニングとリビング、ダイニングとキッチンが一体となっているケースも多いため、リビングでもダイニングでも使うものを入れるための収納を作ったり、キッチンで収納しきれない分の収納を作ったりするのも良いアイデアです。
キッチン
最後はキッチンです。
キッチンには食器、調理器具、食材、ストック品、ゴミ箱などを置くと思います。
キッチンはもともと収納が多く作られているため、大半はキッチンやカップボードで収まることが多いと思いますが、買いだめをする、キッチン用品が多い、ゴミ箱置き場に困った方はパントリーを検討してみるのも良いでしょう。
ご自身のキッチンでの収納の必要量を考えてみてください。
関連記事:パントリーは本当に必要?メリット・デメリットをご紹介します!
満足度が高い収納のポイント
満足度が高い収納には共通するポイントが3つあります。
それは「必要な場所」に「使いやすい収納方法」で「十分な収納量」を設けていることです。
つまりただ単に広い納戸やクローゼットを作れば良いというわけではなく、リビングはリビングに、玄関には玄関に十分な収納量と使いやすい収納方法で収納を作ることが大切になります。
これらの要素が一つでも欠けてしまうと、片付けることが億劫に感じられ、出しっぱなしになってしまいます。
そして家の中が雑然としてくると、そのうち収納が足りない、少ないと感じてしまうということになります。
そのため収納は広さだけでなく、住んでいる家族のライフスタイルに合わせたものを考えることが必要です。
すぐに手が届く場所に必要なものがあれば、きちんと片付いた状態をキープすることは容易にできるようになるでしょう。
関連記事:家事動線を考慮したファミリークローゼットとは?注意点も併せて解説します!
まとめ
今回は、収納はどれくらいあれば良いのかと満足度が高い収納にするポイントについてご紹介しました。
収納は、家全体の収納率だけで考えるより、必要な場所に十分な量の使いやすい収納があることが大切になります。
今回の記事を参考に使いやすい収納を目指してみてください。
大栄建設は ZEH※の普及に努めています!
ZEH(ゼッチ)とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)の略。
ネットゼロエネルギー住宅とは、建物の断熱化+機器の高効率化により、使用エネルギーを削減し、さらに、太陽光発電などの創エネルギーを用いることで、エネルギー収支がゼロになる住宅のこと。
大栄建設の ZEH普及実績と今後の目標
2025年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH目標値は新築75%・既存75%
2023年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は新築75%・既存0%
2022年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は新築67%・既存0%
2021年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は新築75%・既存0%
2020年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は新築50%・既存0%