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2025.02.10
スタッフブログ
リフォーム・リノベーション

トイレは開き戸と引き戸どっちがいい?使いやすさと特徴から選ぶポイント

トイレは開き戸と引き戸どっちがいい?使いやすさと特徴から選ぶポイント

毎日必ず使うトイレ。快適な空間にするためには、ドア選びも重要なポイントです。
一般的にトイレのドアは、開き戸と引き戸の2種類が主流ですが、どちらも利点があり、使いやすさや設置スペース、ライフスタイルによって適したタイプが異なります。
特に、狭い空間が多いトイレではドアの種類が使い勝手に大きな影響を与えることもあります。
今回は、トイレのドアを選ぶ際のポイントを、開き戸と引き戸の特徴を比較しながら詳しく解説していきます。
限られたスペースを有効活用したい方、小さなお子様がいるご家庭の方、介護が必要な方など、さまざまな状況に合わせた選び方をご提案します。

トイレ

トイレのドア選びで注意するべきポイントとは?

トイレのドア選びは、設置スペース、使い勝手、安全性、デザイン性を考慮することが重要です。
開き戸の設置が一般的ですが、開閉にスペースが必要なため狭いトイレには不向きな場合があります。
一方、引き戸はデッドスペースが少なく開閉がスムーズですが、施工費用が高くなりがちです。
高齢者や子どもがいるご家庭では、安全性も重要視されるため、段差が少なく軽い力で開閉できるドアの方が望ましいでしょう。
トイレの広さや利用する方の年齢、ライフスタイルによって最適なドアは異なります。
これらの点を考慮することで、快適で使いやすいトイレ空間を作り出すことができます。

トイレに開き戸を選ぶメリット・デメリット

メリット:

・密閉性が高く、防音性・気密性に優れているため、音や臭いが気になる方に最適
・デザインのバリエーションが豊富で、インテリアに合わせやすい
・ドアを閉めた際の安定感がある

デメリット:

・開閉スペースが必要で、人や物とぶつかる可能性がある
・小さなお子様や高齢者の方にとっては、開閉時に手が挟まるなどの危険性がある
・内開きの場合、万が一トイレ内で転倒した際に、外から開けることが難しくなることがある

トイレ開き戸

トイレに引き戸を選ぶメリット・デメリット

メリット:

・開閉スペースが少なく、狭いトイレでも有効活用できる
・バリアフリーに対応しやすく、車椅子の方や高齢者の方でも使いやすい
・小さなお子様がいるご家庭でも安全に使える

デメリット:

・密閉性が低く、音が漏れたり、臭いが気になる場合がある
・デザインの選択肢が限られている場合がある
・レール部分の掃除が必要

トイレ引き戸

状況に応じたドアの使いやすさ

狭い空間での使いやすさ

狭いトイレ空間には、引き戸がおすすめです。
引き戸は、開閉時に必要なスペースが少なく、ドア自体が壁に収納されるため、空間を最大限に活用できます。
また、開閉時の動作が小さいため、通行の妨げになりにくく、狭い空間でもスムーズな移動が可能です。
ただし、壁に扉を納めるためのスペースを確保する必要があります。
一方、開き戸は開閉時に一定のスペースが必要となるため、使い勝手が悪くなることがあります。
特に内開きの場合は、トイレ内の動きや物の置き場所を制限してしまう可能性があるため注意が必要です。
狭いスペースでも開き戸を選ぶ場合は、外開きにするなどの工夫を施すことで快適さを向上できます。

プライバシーの確保

プライバシーを重視する方には、密閉性が高く、防音性にも優れている開き戸がおすすめです。
ドアと壁の隙間が少なく、音漏れや臭いの遮断性能に優れているため、快適な空間を確保できます。
一方、引き戸はレール部分から音や臭いが漏れる可能性があります。
ただし、引き戸でもドアの隙間に気密パッキンを取り付けるなど工夫することで、ある程度の改善は可能です。

バリアフリー環境での使いやすさ

高齢者や子どもがいるご家庭、バリアフリー環境には引き戸が適しています。
軽い力で開閉でき、ドア前の段差や障害物が少ないため、安全でスムーズな動作が可能です。
介助が必要な場合でも、引き戸なら空間を広く使えるため、介護しやすくなります。
開き戸は、開閉時にドアを避ける動きが必要となり、高齢者や身体の不自由な方にとっては使いづらい場合があります。

緊急時の対応のしやすさ

トイレ内で万が一の事態が発生した際、引き戸は外からでも簡単に開けられるため安全性に優れています。
意識を失った方が中にいる場合やドアが故障した場合でも、迅速に対応することが可能です。
一方、開き戸を内開きに設置した場合、人がドアを塞いでしまう可能性があり、救助活動が困難になることがあります。
こうしたリスクを避けるためには、外開きにするなどの工夫が必要です。

設置コストやメンテナンスのしやすさ

設置コストを抑えたい場合は、開き戸の方が優れています。
開き戸は、構造がシンプルで部品数が少ないため、一般的に引き戸よりも設置コストが抑えられます。
また、壊れにくく、メンテナンスも比較的簡単です。
一方、引き戸は部品数が多く施工に手間がかかるため、材料費や工事費が高くなる傾向にあります。
また、レール部分のお掃除や戸車の調整など、定期的なメンテナンスも必要となります。

トイレドア

引き戸のレールタイプについて

引き戸は、レールによって戸をスライドさせる仕組みを持つドアです。
レールを取り付ける位置によって、大きく分けて以下の3つのタイプに分類されます。

下部にレールを設けたタイプ

床面にレールを設置し、戸車によって戸をスライドさせる最も一般的なタイプです。

メリット:

・構造がシンプルで安価
・丈夫で耐久性がある
・多くの引き戸で採用されているため、部品の入手が容易

デメリット:

・床面に段差が生じ、掃除がしにくい
・小さなお子様や高齢者にとっては、つまづく原因となる可能性がある

上部にレールを設けた上吊りタイプ

天井面にレールを設置し、戸を吊り上げてスライドさせるタイプです。

メリット:

・床面に段差がなく、バリアフリーに適している
・掃除がしやすい
・デザイン性が高く、スタイリッシュな空間を演出できる

デメリット:

・天井にレールを設置するため、リフォームが必要な場合がある
・価格がやや高くなる
・戸の重量に耐えられる強度のある天井が必要

壁の外側にレールを設けたアウトセットタイプ

壁の外側上部にレールを設置し、戸をスライドさせるタイプです。

メリット:

・壁内に収納スペースを確保する必要がない
・リフォームが比較的容易
・掃除がしやすく、バリアフリーに適している

デメリット:

・デザインの自由度が低い
・外見が少し野暮ったく見える場合がある
・隙間が空くので密閉度が低い

上吊り引き戸とアウトセット引き戸の違い

トイレ中折れ戸

まとめ

トイレのドアは、開き戸と引き戸、どちらを選ぶかによって、使い勝手や見た目、そしてトイレ全体の印象が変わります。
開き戸は、密閉性が高く、防音効果も期待できるのが特徴です。
一方、引き戸は、スペースを有効活用でき、バリアフリーにも対応しやすいというメリットがあります。
どちらを選ぶかは、設置する環境や家族構成、ライフスタイルなど、さまざまな要素を考慮して最適な選択をすることが大切です。
今回ご紹介したポイントを参考に、ご家庭に合ったドアタイプを選んで、快適なトイレ空間を手に入れてください。


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