ブログ
新築戸建てに収納はどれくらい必要?満足度が高い収納スペースと設計ポイント
新築戸建てを建てる際、多くの方が頭を悩ませるのが「収納」の設計です。
収納が不足すると、すぐに物が溢れてしまって生活が不便になり、一方で収納が多すぎるとスペースの無駄遣いになってしまうこともあります。
では、新築戸建てにはどれくらいの収納が必要なのでしょうか?
今回は、収納に関するよくある疑問や、快適な暮らしを実現するための収納設計のポイントを詳しく解説します。
さらに、満足度の高い収納スペースを作るための具体的なポイントもご紹介します。
新築戸建てに必要な収納スペースの目安は?
まずは、理想的な収納スペースについて検討してみましょう。
一般的に、建物の床面積に対して収納部分が占める割合を「収納率」と呼びます。
戸建て住宅の場合、この収納率は約12~15%が目安とされています。
例えば、30坪の住宅の場合、収納スペースは約7.7帖~9.6帖程度が理想的な収納スペースとなります。
ただし、この数値はあくまで参考値であり、実際にはご家族のライフスタイルや収納する物の量に応じて、ご自分に合った収納量を検討することが重要です。
関連記事:収納の多い間取りのメリットとは?注文住宅をお考えの方必見です!
収納設計で失敗しないためのポイント
収納設計で失敗しないためには、ご家族のライフスタイルに合った収納計画を立てることが重要です。
単に収納スペースを増やすだけではなく、使う物の種類や頻度を考慮した設計が必要です。
収納する物を整理し、必要な場所に最適な収納方法を採用することで、快適な生活空間を作り上げることができます。
満足度が高い収納のポイント
満足度が高い収納には共通する3つのポイントがあります。
それは「必要な場所」に、「使いやすい収納方法」で、「十分な収納量」を確保することです。
単に広い収納スペースを作るだけではなく、リビング、玄関、キッチンなど、各部屋に合わせた適切な収納方法を取り入れることが大切です。
これらの要素が欠けると、収納がうまく活用できずに物が散らかったり、収納が足りないと感じてしまいやすくなります。
ご家族の生活スタイルに合った収納をすぐに手が届く場所に設計することで、整理整頓が簡単になり、快適な暮らしを実現できます。
新築戸建て収納のレイアウトと配置のコツ
収納スペースの使いやすさを高めるためには、レイアウトと配置に工夫が必要です。
まず、収納する物の使用頻度を考えましょう。
奥行がある収納スペースの場合、よく使う物は手が届きやすい位置に、頻繁に使わない物は奥や上段に配置します。
また、ウォークインクローゼットでは、通路に荷物を置けません。
詰め込みすぎるのではなく、適度な余裕を持つことは使いやすさや見た目にも影響します。
クローゼット内には引き出し式の収納ボックスを使用し、整理しやすくすると使い勝手が良くなります。
可動棚を取り入れて、収納する物に合わせて高さを調整できるようにすることで、使いやすさがアップします。
動線を意識した収納設計の重要性
収納設計では、暮らす人が快適に動ける「動線」を考慮することが大切です。
動線とは、お家の中で物を取り出したり収納したりする際の移動経路や、日常生活の中で人が移動する流れを言います。
収納の位置が使いにくいと、無駄な移動が増え、生活の効率が低下するだけでなく、ストレスの原因にもなります。
日常的に使う物は、手が届きやすい高さや動線の延長線上に配置すると便利です。
たとえば、キッチンでは調理動線に沿って調理器具や調味料を収納し、リビングではリモコンや書類など、使用頻度の高い物をすぐ取り出せる位置に置くと良いでしょう。
一方で、季節物やあまり使わない物は、奥の方や高い位置、または別のお部屋にまとめて収納することが合理的です。
また、動線をスムーズに保つためには、収納扉や引き出しが邪魔にならない配置も重要です。
狭いスペースでは、引き戸式の収納やスリムなラックを活用することで、通行や作業の妨げにならない設計を心がけましょう。
動線を意識した収納設計を行うことで、日常生活の効率が向上し、お家全体の快適さと満足度を高めることができます。
関連記事:家事動線を考慮したファミリークローゼットとは?注意点も併せて解説します!
お部屋ごとに必要な収納
お部屋ごとに必要な収納を検討することで、効率的で使いやすい空間作りができます。
各部屋ごとに必要な収納について考えてみましょう。
リビング
リビングはご家族が集まる場所で、物が散らかりやすい空間です。
収納スペースの目安は、リビングの広さの約10~15%が理想とされます。
テレビボードや壁面収納、本や雑誌を入れるラックなどを活用し、リモコンや雑誌、日用品をすっきり片付けられるようにしましょう。
お子さんがいるご家庭では、おもちゃを収納するスペース、ペットと暮らしているご家庭では、ペット用品を収納するスペースを設けると便利です。
また、隠す収納と見せる収納を使い分けることで、インテリア性と実用性を両立できます。
目に見える場所にはおしゃれな収納ボックスを取り入れることで、リビング全体の雰囲気を崩さない工夫が可能です。
キッチン
キッチンでは調理器具や食器、食品ストックなど多岐にわたるアイテムを効率よく収納することが求められます。
パントリーを設けると、食品や飲料のストックをまとめて管理できるため便利です。
引き出し式収納を導入すれば、奥の物も取り出しやすくなります。
収納スペースはキッチン全体の約15~20%が目安で、使う頻度に応じて収納場所を工夫することがポイントです。
また、ゴミ箱スペースの確保も忘れずに設計しましょう。
関連記事:パントリーは本当に必要?メリット・デメリットをご紹介します!
玄関
玄関収納では靴や傘、お掃除用具、外出時に使用する小物類をスムーズに収納できるスペースが必要です。
シューズボックスはご家族全員分の靴が収まる容量を確保し、シーズンオフの靴を収納できる棚があると便利です。
コートや帽子を収納するクロークを設けることで、リビングに花粉やウィルスを持ち込むことを減らすことができます。
また、子ども用の遊び道具、スポーツ用品、ベビーカーなどを収納できるスペースがあると、玄関周りがさらにすっきりします。
関連記事:シューズクロークの失敗例とは?失敗しないために考えておきたいこと
寝室
寝室では衣類と寝具の収納がメインになります。
クローゼットは家族構成や衣類の量に応じて設計することが重要です。
一般的には、ご家族1人当たり1帖分程度の収納スペースが理想とされ、ファミリークローゼットとして1ヶ所にまとめて収納する方法もあります。
また、お布団を収納するスペースや、季節ごとに使うものを分けて収納できるシステム収納もおすすめです。
ベッド下に引き出し収納を取り入れるなど、限られたスペースを有効活用する工夫も検討しましょう。
関連記事:おしゃれなウォークインクローゼットの魅力とは?レイアウトの種類と広さの目安
洗面脱衣室・浴室
洗面脱衣室ではタオルや洗剤、お掃除用品などの収納が必要です。
洗面台下を活用したり、洗濯機上部に棚を設置することで、空間を有効活用できます。
また、浴室周りではシャンプーやボディソープを置く棚があると便利です。
さらに、来客用のタオルや予備の消耗品を収納できるスペースも確保しておくと安心です。
トイレ
トイレはスペースが限られているため、必要最低限のものを効率よく収納する工夫が求められます。
トイレットペーパーやお掃除用具、予備の手洗い用タオルなどを収納できるスペースがあれば大丈夫でしょう。
吊り戸棚やニッチ棚を設けると、限られた空間を有効活用でき、収納扉付きのラックを置けば見た目もすっきりします。
頻繁に使用するものは取り出しやすい位置に、使用頻度が低いものは高い位置に収納するなど、使い勝手を重視した設計が満足度を高めます。
まとめ
新築戸建ての収納計画は、暮らしの快適さを左右する重要な要素です。
収納量だけでなく、必要な場所に十分な量の使いやすい収納があることがポイントです。
スペースを無駄にせず、動線も考慮した収納設計をすることが満足度を高める鍵となります。
収納計画をしっかりと立て、ご家族全員が満足できる収納スペース作りを目指しましょう。
大栄建設の家はただ住むだけでなく、家族の笑顔あふれる、そんな場所。
まるで森にいるかのような上質な空気で、毎日をリフレッシュできます。
耐震等級3の強固な構造は、地震が来ても安心。大切な家族を守るために、最も厳しい基準をクリアした構造です。
パッシブデザインを取り入れ、陽だまりの中で読書を楽しんだり、心地よい風を感じながら昼寝をしたり。
自然の恵みを感じながら、快適な暮らしを実現します。
随時開催しているセミナーや相談会では、資金計画や間取りのご相談など、さまざまなことを経験豊富なスタッフが丁寧にご案内いたします。
実際に建てたモデルハウスの見学や宿泊体験も可能です。
住み渡る家を、私たちと一緒に叶えませんか?